あらまし
もともと、2ちゃんねるでいろいろやってたんですが、奇妙な流れで日整のIT委員会に噛んでみたり、からだサイエンスに原稿を投稿したりと色々やってまして。

OFF会とか2ちゃんねる内でも学術対応出来る柔整師なんかと裏の掲示板を作って学術展開していたわけです。
で、東洋医学板に行ったときに、周りの手技というか治療形態がウチとは違うというのを実感しまして。
元々、手技でもなんでも「根拠」と「理論」が無いとやりたくなかったのと、「慰安」と「治療」という施術の明確化も済んでましたので。
で、東洋医学板でなんかやたらと難しく考えている節がある症例をウチの論拠と手法で鑑みれば「メチャクチャ簡単じゃね?」って思ってたのですが、その時点ではオレ自身が「何一つ特殊なことはしていない」と思ってましたので華麗にスルーしていたわけです。
それが変化したのは業者さんに頼まれて広島で超音波治療器の講習会をやったときでした。
超音波を教えるのはいいんだが、手技というか治療概念が何も無いと言っても過言ではない散々たる状況。(^_^;
これじゃあ同業種として不味いと思い「手技を覚える気があるのなら教えてやってもいいけど、基礎からみっちりとやるし、患者さんの層が変わることになるよ?」と宣言して広島での講習会が始まったわけです。

そこから岡山組が派生し、広島第2期になり、超音波治療器講習会を伊藤超短波名古屋営業所でやった関係で名古屋になり、イギリスで開業している鍼灸師が「どんな手法でやっているのかを見せてくれ」っていうので大阪で概要をやったら大阪組になり、そこに参加されていた方から派生して千葉開催となったわけです。(^_^;
こうなると「広島組」「岡山組」「大阪組」「名古屋組」「千葉組」「裏の掲示板組」と分かれて存在することになります。

復習とか苦手な分野をもう一回聞きたくても「シリーズ講習会は一巡だけで、一巡したら受講資格を失う」という条件でしてまして。
回数を受ければ出来ているような気になる人が確実にいるので、そんな人にはご遠慮願いたいですからね。
非情かも知れませんが、患者さんが来院して巧く出来なくて「もう一回・・・」なんて愚の骨頂ですし、オレからしたらそんな甘えは許されません。
でも、現実として外傷畑を歩んでない鍼灸師とか柔整師は1回で理解するのは不可能らしい。
柔整師は「自己責任」として放って置いてもいいにしても、鍼灸師の場合はそうはいかない。
で、体格の違いによって手技を変形させざるを得ないところなんかも存在するので、1年に数回、シリーズ講習会修了者や裏の掲示板出身者が全国規模で集まれる環境が欲しいということになり、この研究会を立ち上げることになりました。
で、論理的に整合性、同一結果が望める画一的な手法を共有することが目的になってまして、受講生は画一的結果を出せるようになってます。

「シリーズ講習会」は「超音波治療器講習会」の派生で生まれた講習会であって、超音波治療器講習会は伊藤超短波さんかネオインベントでやってます。
あと、突発的に行われる講習会(「復習会」とか「一気果敢」とか)でも派生します。
それらの参加者次第でやるかどうかを決めてます。
ですので、講師依頼は超音波治療器メーカー、及び社団からしか受け付けてませんし、いきなり「シリーズ講習会」ってこともしません。

自分としては、社団が未だに画一的結果を得られる手法を用いる柔道整復学構築に力点を置いてない現状では、社団の組織率がいくら上がろうが余り意味を成さないものだと思ってます。
政治家を挟んで折衝をしようとしても、その政治家が柔整師というのはこういう職種だというのを明示出来るものが何も無いからです。
これでは折衝の前面に出さされる政治家にとっても、折衝する厚労省にとっても判断材料がないのに判断しろという無理難題を提示しているだけに過ぎません。
だから、今は無理でも将来的に間に合えば学術展開出来る手技、手法を用いた柔整師が存在して、それらが基軸になり柔整業界を支えられるだけのものにしようという趣旨です。

整復操作実用研究会 代表 佐藤 勇治
からだサイエンス連載分(Google ドライブ)
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